牛肉流通を変える?育ちの「見える化」ツール

マクドナルド、ウォルマートなど大手も注目

「トレーサビリティ」がますます進化しています(写真:さるとびサスケ / Imasia)

食べものがどこでどう作られているのか、気になる人もいるだろう。たとえばステーキ用の牛肉を買うとき、肉そのものだけ見て買う人もいれば、売り手に「この牛は何を食べて育ったの?」と聞く人も少なくないと思う。

こうした問いに答えるには、生産側も育て方を記録して示す必要がある。今回紹介するのは、作り手と買い手の間で牛の育ち方を共有できるようになる管理ツール『BovControl』だ。 

世界最大の牛肉輸出国で生まれたサービス

当記事はFUTURUS(運営:ターゲッティング)の提供記事です

『BovControl』が誕生したのは、世界最大の牛肉輸出国ブラジル。ブラジルでは2億頭の牛が生産され、人間より牛の方が多く、牛の生産による森林破壊も懸念されているという。

飲食店や小売店向けに準備している管理ツール『BovControl』に注目しているのは、たとえばマクドナルドやウォルマートだ。こうした企業は自社の顧客に対し、取扱商品がエコでエシカルだというようなことを宣言したいと考えているようだ。

森林破壊につながらない方法や、不当労働ではない職場で育てられた牛肉を取り扱っているのだと。また、オーガニック・ビーフであることや、グラスフェッド・ビーフ(牧草飼育の牛肉)であることも宣言できるのだ。

牛肉販売者向けのこのツールは、今年末頃にリリース予定。現在はまず生産者向けのツールを提供し、牛の生産記録を集めることにフォーカスしている。 

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