サントリーHD、2015年の最高益更新を計画

ビーム成長に注力

 2月16日、サントリーホールディングスは2015年12月期の連結営業利益が前年比17.1%増の1930億円と過去最高益を更新するとの見通しを発表した。米ケンタッキー州ルイビルで昨年1月撮影(2015年 ロイター/John Sommers II )

[東京 16日 ロイター] - サントリーホールディングス[SUNTH.UL]は16日、2015年12月期の連結営業利益が前年比17.1%増の1930億円と過去最高益を更新するとの見通しを発表した。買収したビームが通年で寄与するほか、飲料や国内ビールの販売増も見込んでいる。

新浪剛史社長は「スピリッツで北米で絶対に負けない体制を作る」と述べ、経営資源を世界で戦うことのできるビームサントリーに集中させ、収益拡大を図る方針を示した。

13日に決算発表を終えているサントリー食品インターナショナル <2587.T>も、利益率の高い特定保健用食品(特保)の飲料などを中心に販売増を図り、増収増益の計画。

同社は、2020年にグループ売上高4兆円の目標を掲げている。15年12月期の計画は2兆6500億円(同7.9%増)で、5年間で1.5倍への規模拡大を目指すことになる。

新浪社長は「ビームを成功させることが次の買収に向けた体制強化につながる」とし、ビームの強化を優先させる。M&A(合併と買収)については、ビームのような大規模な買収は否定しながらも、ブランドの入れ替えは臨機応変に行っていく考えだ。

14年12月末のDEレシオは1.15となっており、15年12月末には1.05に低下させる計画。千地耕造・常務執行役員は「今後2年で1倍を切る水準にする」とした。

先行きの消費について、新浪社長は「4月以降少しずつ良くなってくる」との見通しを示した。昨年は、消費増税や冷夏、燃料代の上昇がマイナス要因となったが、今年はそれがなくなるという。さらには「各社が足並みをそろえて賃上げをする。これも消費には良いファクター」とした。

 

(清水律子 編集:内田慎一)

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