評伝 若泉敬 愛国の密使 森田吉彦著

評伝 若泉敬 愛国の密使 森田吉彦著

時の総理・佐藤栄作の「志」を受け、沖縄返還実現のために奔走、アメリカとの間で「密約」を結んだ密使として知られる国際政治学者・若泉敬が主人公。

彼は、1969年の佐藤・ニクソン会談の共同声明の裏で、有事の際の沖縄への核持ち込みを日本が事実上認める密約があったことを暴露している。敗戦の代償として奪われた領土を外交交渉で取り返すには代償が必要だと考えた若泉は、「核の密約」と「縄と糸」(アメリカの繊維産業を守るための、日本製繊維製品の輸出規制)を選択した。

豊富な史料と新たな証言によって、密約を生涯後悔したと伝えられる若泉の生涯と、日米関係、極東アジアの中での日本の姿を論じている。

文春新書 945円

  

関連記事
トピックボードAD
人気連載
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチAD
ジリ貧からの脱却<br>リース反攻

リース取扱高は10年で4割減少。伸び悩む設備投資、低迷する利ザヤ、規模拡大の限界…三重苦にあえぎ、かつての市場規模は望めない。リース大手3社トップが語る生き残り策。