花王「アタック」、"ニオわな~い"CMが好評なワケ 錦鯉の長谷川が踊る「ピルクル」CMもヒット

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JR東海は『京都キャンペーン』の新CMを約2年半ぶりに放送し、18位に入った。1993年より「そうだ 京都、行こう。」のコピーと『私のお気に入り』のBGMで親しまれているロングランシリーズで、本作は京都最古の禅寺・建仁寺を舞台に展開する。

セミの鳴き声が響く中、三門や枯山水庭園などをさまざまな角度から映し、そこに「口を開けば、暑いしか出てこなくなったとき、人に必要な風景って何だろう」といった柄本佑のナレーションが重なる。「引き算されたとか、しんとした場所を探す、それが答えだそうです」などの語りが続き、最後は潮音庭を臨む小書院の映像に「そうだ 京都、行こう。」の文字を重ねた。

時代を超えて愛されるコピー

50代の女性をはじめ成人層を中心に好評価を獲得。「古都の夏の涼しさを演出している」「しばらく京都に行ってないなと、夏の鮮やかな緑の庭園などを見ていたら行きたくなった」「久しぶりに『そうだ 京都、行こう』のCMが流れ、感慨深い」などの声が寄せられた。CM好感要因の「映像・画像」では1位、「宣伝文句」では2位となるなど、美しい映像と強いコピーによるフレームが時代を超えて愛されていることがわかる。

旅行関連のCMではリクルート『じゃらん』の新CM(22位)も好調だった。近藤春菜が猫の“にゃらん”と電車の旅を楽しみながら、「半額にゃと」「1万円分クーポンも!」と宿泊プランなどについて掛け合い、期間限定のキャンペーン「じゃらん スペシャルWeek♪」を親しみやすく訴求するというもの。

モニターからはにゃらんのかわいらしさに支持が集まったほか、「そろそろ旅行に行きたいなぁ……という気持ちになる」といった感想も多数見受けられた。旅へと誘うこれら2篇のCMは、コロナ禍の影響で旅行や遠出を控えていたであろう多くの視聴者の心に響いたようだ。

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