加藤綾菜さんが「不妊治療はやめようと思った」訳 夫婦日記に子どもについても書いた経緯

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──綾菜さん自身がそういう反抗期だったんですか。

加藤:いや、「クソばばあ」なんて恐れ多くて言えないです。

──加藤さんは、エッセイの子どもの部分に対して感想はありましたか?

加藤:涙ぐんで、「あ、いいじゃん」って言われました。ほかの部分は「ちょっとオチが弱い部分が気になる」とかダメ出しされたけど。でもこのあいだ(片岡)鶴太郎さんのラジオ番組で、「綾の本、めっちゃいいんだよ」って褒めていたんですよ、初めて。「あれ、内容忘れたのかな」と思いました(笑)。

──エッセイを読んでも、加藤さんが綾菜さんのこと大事にされていることがわかります。エッセイもうれしかったでしょうね。

加藤:でも、そのラジオ番組で、若いときにモテたという話題になって、「俺が若かったら、(綾菜のことは)絶対選んでないです」って言っていました。

──そういうふうに言われたときに、綾菜さんはどういう気持ちになるんですか。むかついたりしない?

加藤:それぐらいじゃ、何も思わないです。むかつきますけど、しょうがないので。

45歳年の差、ずっと仲良しでいられる秘訣

──10年一緒にいると、嫌になった瞬間や大ゲンカしたことはあっても不思議ではないと思うのですが、なぜそんなに仲がいいんですか。

加藤:何でですかね。いや、何で仲いいんだろうな。人間的な相性は合っている感じはしますね。

──尊敬しているというのもありますか。

加藤:そうですね。私は加トちゃんのコメディアンとしての努力をすごく尊敬しているんですよ。超真面目なんです。舞台のときも、若手の人よりも早く行ってリハーサルしているし。ずっとネタを考えたり、コロナ前は年間100本以上舞台に出ていたりして、力の注ぎようがすごい。

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