立命館大学

さらなるグローバル化を軸に
より高品位の学究環境を実現

グローバル化はじめ社会環境の変化は、そのスピードを増し、大学も新たな対応を迫られている。2015年1月に立命館総長に就任した吉田美喜夫教授に、これまでの歩みを交えて、立命館大学がめざす姿と今後の取り組みについて聞いた。

「世界で活躍する卒業生は大切な存在です」

立命館総長 立命館大学長
吉田 美喜夫 教授

「労働法の調査に赴いたタイで、新興国のエネルギーに新鮮な感動を覚えました」と、吉田美喜夫教授は切り出した。1988年、日本企業のタイ進出が活発になろうとする前夜のことだ。法学部教授、それも労働法が専門となれば、海外研究は意外な印象を受けるが、「経済・社会のグローバル化は、法研究にも影響を与えるものです」。なるほど、吉田教授のタイへの関わりは、立命館大学に国際関係学部が設立され、グローバルな学際研究が新たな段階を迎えたことと時を同じくして始まった。

「タイの労働法制の紹介を通じ、日系企業の進出をサポートするとともに、現地の働き手の処遇もよくしていきたい。企業と働き手、双方に役立つ研究をしたいと願ってきました」と、吉田教授は明かす。現在、中小製造業などを含め、タイでは多くの日系企業が活動する。これらの企業が、研究成果を活用したことは想像に難くない。ニーズにマッチした実学による貢献は、立命館大学の面目躍如といったところだ。

吉田教授の研究対象は、不安定雇用や深夜労働、裁量労働制などにも及ぶ。「法は紛争解決のよりどころであり、紛争は現実社会で起きることです。法律上の課題がどこにあるかを探ることは、社会的な課題の探求にほかなりません」と語る吉田教授は、「深夜労働については、労働生理学の最新の知見も参考にしながら、法の妥当性や今後の法整備の方向について考えています」ともいう。従来の枠を超えた学際分野の視点は、法学研究にも必須というのだ。

そんな吉田教授は、今年1月より立命館総長・立命館大学長を務める。「これまで本学が進めてきたグローバル化の質をさらに高め、深めることが私の使命です」と、抱負を語る。「社会環境の変化は速く、従来のしくみでは間尺に合わない面も出てきます。留学生数などの指標も大切ですが、今は学園全体の国際化が必要な段階。ですから、グローバル化の先頭を進む学生や教員、学部・学科はもとより、総合大学全体としてそうした経験を今まで以上に共有できるしくみをつくっていかなければなりません」と、襟を正す。また、「今春には大阪いばらきキャンパスが開設します。アジアのリーディング大学を目指すための基盤づくりに邁進します」。2015年度にスタートするSGUの取り組みも、さらなるグローバル化の助走期間との位置づけだ。

「世界のいたるところで活躍する卒業生も心強い存在です」と、自身も立命館出身の吉田教授は胸を張る。「タイでの研究や法学部の法務実習などでも、卒業生にはたいへんお世話になりました。サポートを惜しまない卒業生たちは、とても頼りになります。強固なネットワークを築けることもまた、立命館で学ぶ意義のひとつだと思います」。

少子化の進行もあり、大学を取り巻く環境は厳しさを増すと予想される。「諸先輩方の努力によって高められてきた立命館の到達点・成果は大切にしつつ、さらなる高みをめざす、その重責をひしと感じています」。

※立命館大学は、文部科学省の2014年度「スーパーグローバル大学(SGU)創成支援事業」に採択された。

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