都心で多様な貸しオフィス展開、より効率的な空間利用が可能に

都心で多様な貸しオフィス展開、より効率的な空間利用が可能に

「自分の机に戻らずに都内でパソコンを自由に使いたい」「空室になったオフィスを埋めたい」--。

法人・個人を問わず、オフィススペースにまつわる要望は意外に多いもの。そうしたニーズを取り込んだのが、1989年にベルギーでスタートしたリージャス社だ。世界中で貸しオフィス事業を展開し、日本リージャスは日本法人。98年に業務開始し、現在全国25カ所・計1万坪のオフィススペースを貸している。

このうち東京都内では、六本木ヒルズや大手町ファーストスクエアをはじめ、16カ所にビジネスセンターを構える。法人ではノキアやグーグルが顧客だ。個人の場合、最も利用頻度の高いのは、ビジネスラウンジ。月額3300円を払えば、都内を含む日本全国どこのラウンジでも朝8時から夕方6時まで、パソコン用デスクを利用できる(FAXなどは別)。

モバイルの普及で情報はどこでも取れるようになったが、仕事となると、きちんとしたデスクが欲しい。従来も貸し会議室のビジネスはあったものの、ここまでグローバルベースに多様な展開をした企業はまれ。ちなみに六本木ヒルズでは、50室ある個人専用ルームが今やフル稼働状態だという。「今後は郊外でもセンターを開設したい」(呉偉会長)。どこまで新たな需要を掘り起こせるか、注目される。

(日暮良一 =週刊東洋経済2011年2月26日号)

※記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
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