希少価値なし?どうなる、MBA後の人生! 肉食系から、ゆるふわ系まで多数生息

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私の元同僚にもINSEADに行った方がいます。

インド人のアジュさん(仮名)は、システムエンジニアでしたが、INSEADに行き、その後、超一流外資系銀行のフロントオフィスに転職、念願のバンカーになりました。

彼は会社を休職してMBAを取りに行ったのですが、

休職中にクビになる

というウルトラCをかました伝説の人でもあります。

INSEAD在学中に上司がクビになり、新しい上司が彼をクビにしたという……。
雇用契約的にオッケーだったかは神のみぞ知るです。

MBAを目指す人の2つのパターン

このように、外資系では休職中でもクビになるリスクがあるわけですが、なぜアジュさんはリスクを冒してまでビジネススクールに通い、MBAホルダーとなったのでしょうか?

と、その前に、ここでどのような人がビジネススクールに通うのかを見ていくことにします。

MBAを取る人には2種類あります。

① 今までのキャリアをステップアップさせたい人
② キャリアチェンジをしたい人

の2つです。

①の今までのキャリアをステップアップさせたい人とは、すでにマーケティング関係、コンサルタント、バンカーといった、稼げるハイエンドな職種についている人のことを指します。

このような人たちがMBAを取り、転職または同じ会社に戻ると職位が上がり、必然的に仕事の範囲も広がることになります。

逆に言えば、仕事の範囲を広げたいのなら、外資系企業においてはMBAは欠かせないキャリアパスのひとつであると言えます。

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