イオン、ベトナムのスーパーと資本・業務提携

マレーシアに続く東南アジアの柱に

 1月27日、イオンは、ベトナムでスーパーを展開するフィビマートとシティマートの2社と資本・業務提携することで合意したと発表した。写真はイオンのカート、2013年1月撮影(2015年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 27日 ロイター] - イオン <8267.T>は27日、ベトナムでスーパーマーケットを展開するフィビマート(FIVIMART)とシティマート(CITIMART)の2社と資本・業務提携することで合意したと発表した。

ベトナムをマレーシアに次ぐアジア市場の中心国と位置付け、地元企業と協力することで、展開を加速させる。

同社は、2014―16年度のグループ中期経営計画で、事業の柱のひとつに「アジアシフト」を掲げている。2社と協力することで、早期にベトナムでの店舗数200店舗、売上高1000億円、利益率3%を目指す。

現在の店舗数は、イオングループがコンビニ17店舗、GMS2店舗、スーパーマーケットが両社で47店舗の計66店舗となっている。

イオンの岡田元也社長は会見で「アセアン事業はマレーシアに偏重した一本足打法となっており、次の大きな柱を必要としている。ベトナムは間違いなく次の大国となる」と述べ、ベトナム市場の重要性を強調。特に、スーパーマーケット事業は地域密着での展開が必要となるため、地元企業と連携して進めることとした。

イオンは両社から消費者や地域の情報を得る一方、現地企業2社に対しては、物流やIT、人材教育、安心・安全な商品のノウハウなどを提供する。

フィビマートは、ハノイに20店舗を展開するハノイ最大のスーパーマーケット企業。一方、シティマートは、ホーチミン市を中心に27店舗を展開している。イオンは両社とそれぞれ合弁会社を設立した。

フィビマートのDang Thien Tan会長は「イオンとフィビマートは5年間の目標を設定し、ハノイで40店舗を出店する。ベトナム証券取引所に上場を目指す」と述べた。

また、シティマートも2025年に500店舗という目標を打ち出した。

イオンは、2008年からイオンフィナンシャルサービスが日系企業初めての割賦販売事業を展開し、グループとしてベトナム事業の先鞭を付けた。その後、ミニストップが2011年末からコンビニを出店。2014年1月にはショッピングモール「イオンモールタンフーセラドン」、11月には2号店となる「イオンモールビンズオンキャナリー」をオープンした。今年はハノイに3号店目をオープンする予定。

(清水律子)

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