トヨタ高級ミニバン、「脱ガラパゴス」成るか

圧倒的な強さだが、その強さは国内限定

フルモデルチェンジした「アルファード」「ヴェルファイア」の価格は319万円~703万円。7~8人乗りのミニバンでは、同じくトヨタの「ノア」「ヴォクシー」(224万円~305万円)より一回り大きい

トヨタ自動車は国内の高級ミニバン市場で圧倒的な強さを誇る「アルファード」「ヴェルファイア」を6年8カ月ぶりにフルモデルチェンジし、1月26日に発売を開始した。外観が異なるものの2車の基本的な性能は同じ。いわゆる兄弟車で、アルファードはトヨペット店、ヴェルファイアはネッツ店で販売される。

2014年1月にモデルチェンジするまで日産の「セレナ」に遅れをとっていた「ノア」「ヴォクシー」と違い、一回り大きいアルファード、ヴェルファイアは、モデル末期だった昨年でも年間6.2万台を販売。同じ高級ミニバンカテゴリーに属する「エルグランド」の1.1万台を大きく引き離し、独壇場ともいえる地位を築いている。

 新型で需要拡大を狙う先

国内の自動車市場は、比較的堅調な軽自動車を除けば落ち込みが続いており、トヨタも2015年(暦年)の国内販売計画は前年比7%減の145万台と落ち込みを覚悟している。

国内事業本部副本部長の佐藤康彦常務役員は「新型(アルファード/ヴェルファイア)の魅力をアピールして数字を上げていきたい」と意気込む。月販目標7000台(アルファード3000台、ヴェルファイア4000台)に対し、2万1000台(アルファード1万台、ヴェルファイア1万1000台)の事前受注を得ており、「かなり手応えがある」(佐藤常務)と語る。

新型車では新しく開発したサスペンションの採用や、高張力鋼板の使用拡大でボディ剛性を高めるなど操縦安定性を強化。自動ブレーキや縦列の出入庫にも対応した駐車支援機能など、最先端の運転支援技術も搭載し、家族や友人同士で出かける顧客層を狙う。

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