多すぎる「スマホの通知」を取捨選択するワザ Androidなら「アプリの特定機能だけ通知」可能

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同じアプリが送ってくる通知でも、その内容はさまざま。必要なものもあれば、そうでないものもある。例えば、決済アプリにチャージしたときや、決済したときの通知は必要だとしても、キャンペーン情報まで必要かというと、そうでない人もいるだろう。お得な情報なのかもしれないが、アプリを開けばわかるようなことを、速報性の高い通知で受け取る必要があるかには疑問符もつく。

タクシー配車アプリも同様で、配車が決定したときや、車が到着するといった情報の通知はすぐに知りたいものの、キャンペーンの話は不要ということがある。ただ、キャンペーンや単なるお知らせが多いからといって、アプリ自体の通知をオフにするわけにはいかない。先に紹介したサイレントにするのも、緊急性の高い通知が混ざっている場合はあまりお勧めできない。タクシー配車アプリの例で言えば、せっかく近くに来たタクシーに気づかないケースがあるからだ。

内容ごとにオン・オフを選択できる

このようなときは、通知の内容に応じて、許可するものとそうでないものを決めるといい。アプリ側が対応している必要はあるが、Androidでは通知のジャンルごとに許可、不許可を決定することが可能だ。アプリによっては、通知の中身を非常に細かく分類しているものがあり、不要な通知だけを確実にオフにできる。一律でオフにしたくないアプリは、この設定を工夫してみるといいだろう。

項目ごとに通知のオン・オフを変更できるアプリが多い。不要なものだけをオフにしたい(筆者撮影)

設定方法は次のとおり。まず、設定を変更したい通知を長押しして、歯車マークをタップする。この画面で、通知の詳細を変更できる。アプリごとにどう分類しているかは異なるが、例えばPixel 5aに内蔵されている「レコーダー」アプリの場合、「クラウド同期」と「再生」「録音」「バックグラウンド処理」という4つのボタンが表示される。

録音しているときだけ通知にその旨がわかるよう表示されていればいいという場合、「クラウド同期」や「再生」「バックグラウンド処理」をオフにすればいい。ただし、残念ながらアプリによってはすべての通知を一括でしか変更できないこともある。アプリ次第にはなってしまうが、通知の詳細な設定ができるものは少なくないため、通知そのものをオフにしてしまう前に通知がどう分類されているかをチェックしてみるといいだろう。

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