ソニー・新PSPの勝算、スマートフォンは敵か味方か 

拡大
縮小


 ただ、ゲーム操作に不向きな端末も存在する。当面はプレステ独自の基準を用意し、最適に動作する端末にはロゴを掲載するなど“お墨付き”であることを保証していく。

岡三証券の森田正司アナリストは「NGPがヒットするかは価格とソフト次第。PSSもソニー・エリクソン以外の端末でどこまで導入が進むか未知数」と指摘する。ソフトメーカーは、独自にスマートフォン向けゲームを展開している。PSS専用コンテンツの開発も検討するというが、ユーザー数との見合いで判断することになりそうだ。

NGPの発売は年末。価格は未定だが、超高性能なため、高くなる可能性がある。競合ひしめく中、SCEの手腕が試される。

◆ソニーの業績予想、会社概要はこちら

[+画面クリックで詳細チャートを表示 <会員登録(無料)が必要です>]

(前田佳子 撮影:大塚一仁 =週刊東洋経済2011年2月11日号)

※記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT