大和証券Gが新体制スタート、アジア戦略は苦戦必至

大和証券Gが新体制スタート、アジア戦略は苦戦必至

大和証券グループ本社が1日、社長交代を発表した。4月1日付けで現副社長の日比野隆司氏(55)が社長に昇格、現社長の鈴木茂晴氏(63)は取締役会長となる。社長交代は7年ぶり。

現会長の清田瞭氏は名誉会長に就任する。 日比野氏は東京大学法学部を1979年に卒業、大和証券に入社。債券部を振り出しに、マーケット部門と企画部門で半々のキャリアを持つ。この1年半余りは、大和証券キャピタル・マーケッツ(大和CM)のアジア特別担当として、大和が将来の最重要戦略と位置づけるアジア戦略強化の旗振り役を務めてきた。リテール(個人営業)部門での直接の勤務経験はないが、「企画部門でリテールも見てきた。優秀な経営陣もいるので問題はない」と日比野氏は話す。同氏は証券子会社2社(大和証券、大和CM)の社長も兼務する。

本命中の本命--。大和の次期社長レースは数年前から日比野氏を筆頭に、現在グループ本社取締役執行役副社長の白川真氏、取締役専務執行役(CFO)の岩本信之氏の3氏の争いと目されていたが、日比野氏が一頭地を抜いていた。あとは交代のタイミングだった。

会見で鈴木社長は「就任6年での交代を考えていたが、“合弁解消”で1年延ばした」と説明した。2009年9月の三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)との法人業務(大和CM)の合弁解消で、大和は再び独立系の道を選んでいる。「今でも正しい決断だったと思う」と鈴木社長は言うが、合弁解消後の社内外の不安の収拾や、アジア強化など独立後の新たな戦略確立のために社長交代の1年延長が必要だったという。

関連記事
Topic Board トピックボード
人気連載
Trend Library トレンドライブラリー
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

Access Ranking
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチ
行き詰まる東電支援<br>原発最後の選択

賠償費用も廃炉費用も想定から大きく上振れし、東電支援スキームは破綻の瀬戸際。東電の発電所を売却し、その代金を賠償や廃炉費用に充て、東電を送配電会社に再編する構想が浮上。