躓いたサムスン、成長軌道復帰への苦闘

2014年は9期ぶり減収、3期ぶり減益

スマホ販売が低迷、「サムスンショック」からの回復は道半ば(写真:ロイター/アフロ)

サムスン電子の2014年12月期は、9期ぶりの減収、3期ぶりの営業減益となりそうだ。

1月8日に同社が発表した2014年12月期第4四半期(2014年10~12月)決算(速報値)によると、売上高は前年同期比12.28%減となる52兆ウォン(約5兆6800億円)、営業利益は同37.42%減となる5.20兆ウォン(約5700億円)となった。

2014年12月期通期では、売上高は205.48兆ウォン(約22兆4400億円)と前期比10.15%の減収、営業利益は24.94兆ウォン(約2兆7200億円)で同32.21%の減益となりそうだ。

半導体事業の好調が下支え

速報値であるため、事業セグメントごとの決算は発表されていない。これまでの状況から見ると、半導体が好調で営業利益の半分超となる2兆ウォン台後半を占めたようだ。ただ、これまで稼ぎ頭だったスマートフォン事業を含むIM事業部の営業利益は2兆ウォンに未達だったとされ、これが減収減益となった大きな要因となった。

ただ、2014年第2四半期(4~6月期)から、特に中国市場での競争激化でスマホの販売が振るわないことがわかり、「サムスンショック」と呼ばれるほどの危機状況が喧伝されていたため、2014年12月期の不調は、韓国株式市場では織り込み済み。その分、四半期ごとでのスマホ事業の善し悪しが注目されていた。

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