楽しくご馳走ざんまいのお正月も終わり、今週から新年のお仕事がスタートですね。まだまだ新年会など宴会シーズンは続きますが、ここで気になるのが「お正月太り」。ちょうど明日1月7日は、日本には「七草粥」を食べる習わしがあります。近年はコンビニでも製品化されているので、新年の食べすぎた胃腸を労わるためにも、忘れずにいただきましょう。
七草粥の習わしとは?
そもそも七草粥は、お正月のご馳走ざんまいで疲れた胃腸を休ませるため、縁起のいい七つの薬草をお粥に入れて食べたのが始まりと言われています。また1月7日は「人日(じんじつ)の節句」として前の年の厄払いをし、新年の無病息災と豊作を願う節句でもあるのです。
農業国である日本では古来より豊作を願ってきましたが、ビジネスパーソンにとっての「豊作」は、まさに今年のお仕事への意欲向上や成功ではないでしょうか。せっかくですから七草粥をいただいて、昨年の厄払いと今年のビジネスの豊作を願いましょう!
さて、七草の謂れと期待できる効果は以下の通りです。
・せり(芹) = 競り勝つ
カロテンのほかに鉄分やビタミンB2が含まれ、冷え対策やダイエットにお役立ち。
・なずな(ぺんぺん草) = 撫でて汚れを除く
解毒作用や利尿効果が期待でき、むくみ予防に。
・ごぎょう(キク科の母子草) = 仏体
こちらも解毒作用に優れ、気管支や扁桃腺など喉のイガイガ予防に。
・はこべら(撫子の一種ハコベ) = 繁栄する
利尿作用に優れ、むくみ解消に。
・ほとけのざ(キク科の一種) = 仏の安座
抗酸化作用と解毒作用があるので、冬の風邪やインフルエンザなどのウィルス対策に。
・すずな(蕪) = 神を呼ぶ鈴
疲れた胃腸を守り、イライラを鎮めてリラックス効果も期待できる。
・すずしろ(大根) = 汚れのない清白
疲れた胃を修復し、食べすぎた老廃物のデトックスに最適。
こうして謂れを見ているだけで、仕事運も健康運もよくなりそうですね。
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