LINEスタンプは、億万長者への近道?! 上位10人の平均収入は、なんと1800万円

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「登録クリエイター数、販売総額とも予想を超えたが、まだまだ伸ばしていきたい」(スタンプ事業を統括する渡辺氏)

集まったスタンプについては、LINEが性的・暴力的な表現が含まれていないことや、宗教的に問題となる表現がないことなどを下密に審査する。その審査をクリアし、クリエイターズマーケットで販売されているスタンプの数は12月時点で約4万弱におよぶ。

公式スタンプが約2000種類(9月末時点)という規模にとどまっているのに比べると、文字通りのケタ違いだ。クリエイターズマーケットに参加する利用者の裾野が爆発的に広がっていることがわかる。

40種の絵柄をそろえた1セットを100円で販売

お笑い芸人やサラリーマンなど人気のスタンプクリエイターら4人が制作秘話を明かした

クリエイターズマーケットのスタンプは、40種の絵柄をそろえた1セットを100円で販売し、制作者は販売額の約50%のレベニューシェアを受けられる(2015年1月末までに申請があったスタンプが対象。2月以降は35%)。

実際にスタンプがヒットし、成功を収めた制作者も増えており、クリエイターズマーケットの販売額上位10人の平均は3680万円だという。1人当たりにして、平均1800万円近くの収入を得た計算になる。

LINEのスタンプ事業を統括する渡辺尚誠マネージャーはイベントで、「数千万の収益を得る人から、そろそろ億万長者も出て来るのでは、という状況になっている」「スタンプのキャラクターの携帯電話ストラップなど、周辺ビジネスも盛んになってきている」と、足元の状況を説明。これからスタンプを売り出そうという参加者は真剣な表情で話に聞き入った。

この日のイベントに招かれた制作者は、お笑い芸人で漫画家の田中光さんや、会社勤めの傍らでスタンプも制作する吉永たつきさんら4人だ。

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