エボラ収まらず、2015年も地域経済に打撃

<動画>世界銀行が2015年の経済損失を試算

2015年、エボラ出血熱の感染を抑え込むことに成功するだろうか

エボラ出血熱は2014年、アフリカ西部にある最貧3カ国の生活を破壊し、地域経済にも大きな影響をもたらした。エボラによる被害状況は深刻であり、2015年に回復することは困難だ。

アフリカ西部の貧しい3つの国、ギニア、リベリア、シエラレオネは、世界最悪のエボラ出血熱の流行により、多くの犠牲者を出した。現在、犠牲者の数は6300人を超えているという。

鉄鉱石の輸出が打撃を受けた

経済的損失も大きい。世界銀行によると、西アフリカ経済が蒙る損失額は2015年に30億~40億ドルに達するという。

ビジネスモニターのシニアアフリカアナリストであるダニエル・リチャーズ氏は次のように分析する。「最も被害を受けたのは鉱業だと思っています。この産業は、今後数年間で力強い成長が予想されていました。鉄鉱石の輸出には巨額の投資が行われていたのです。エボラ危機と世界的な鉄鉱石価格の下落により、この業界は本当に被害を受けました。シエラレオネでは鉱山が閉鎖されています。ここでは2つの大きな鉱山が閉鎖されました。事業面での制約も続いています。市場も国境も閉鎖されました」。

世界銀行は、この危機に立ち向かうため、2億ドルの資金提供を約束している。同銀行はIMFやアフリカ開発銀行とも協力し、これらの国々に対し、「予算面でのサポート」をしていくという。

「今後数年にわたり、エボラ危機の影響は続くでしょう。投資が不足する直近年度だけではありません。一世代にわたり学校に通えなくなる人が出るでしょう。いつその事態が起きるか、いくつかのエビデンスがあります。子どもたちは学校には戻らずに完全に退学し、労働市場に直行するのです。この動きは、その国の識字レベルが低い水準にとどまることを意味します」(リチャーズ氏)。

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