年末年始の会合を有意義に過ごすコツ 何度も顔を合わせる人に注目しよう

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注目すべきは、2回、3回目に会う人

そこで、こうした会合を有意義な時間にするヒントをひとつ紹介します。

やはり、重要なのは仕事上での新たな出会いです。そのため、面識のある人との「ごぶさたです」というあいさつも重要ですが、注目してほしいのは会合で2回、3回と顔を合わせる人がいないかという点です。

自分が出席する会合の参加者名簿で何回も目にした人。あるいは会合で面識はないが、よく顔を合わせる存在などです。

当方も、年末の各種会合で何回も顔を合わせる人が何人かいました。それは、新進気鋭の弁護士や、急成長中の飲食店経営者など、仕事でも活躍中の人物でした。当然ながら忙しい合間をぬっての参加に違いありません(もちろん、怪しい営業をする人にかかわらないような注意は必要ですが)。

そうして複数回も顔を合わせる人とは、何か縁があるに違いありません。親睦を深める機会を作ってみることをお勧めします。

1回目は偶然でしょうが、2回目は必然と言います。《袖振り合うも多生の縁》というのはまさにこのこと。

この「縁」を大事に考え、親睦を深めて、仕事につなげている人はたくさんいます。そもそも、忙しい時期にもかかわらず会合に出席する好奇心は似たような気質の持ち主であるに違いありません。「せっかくの縁を大事にしたいものですね」とお互いの自己紹介などして、接点を探してみてはどうでしょうか。きっと「趣味が一緒」であるなど、親しくなれるきっかけが何か見つかるはずです。

 

高城 幸司 株式会社セレブレイン社長

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たかぎ こうじ / Kouji Takagi

1964年10月21日、東京都生まれ。1986年同志社大学文学部卒業後、リクルートに入社。6期トップセールスに輝き、社内で創業以来歴史に残る「伝説のトップセールスマン」と呼ばれる。また、当時の活躍を書いたビジネス書は10万部を超えるベストセラーとなった。1996年には日本初の独立/起業の情報誌『アントレ』を立ち上げ、事業部長、編集長を経験。その後、株式会社セレブレイン社長に就任。その他、講演活動やラジオパーソナリティとして多くのタレント・経営者との接点を広げている。著書に『トップ営業のフレームワーク 売るための行動パターンと仕組み化・習慣化』(東洋経済新報社刊)など。

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