STAPは雲散霧消、小保方氏お咎めなし?!

検証実験でSTAP細胞は再現できず

4月9日に小保方晴子氏自身が開いた会見では、論文の不正認定に抗議し、「STAP細胞を200回はつくった」「STAP細胞はあります」としていたが……。(写真:ヒラオカスタジオ)

検証実験の責任者が放った悲鳴のような言葉

「小保方さんの検証実験において、モニターを置いたり立会人を置いたりしたことは、科学のやり方ではなく、検証実験の責任者として責任を痛感しております。このような犯罪人扱いをした検証行為は科学にはあってはならないことで、お詫びさせていただきます」

会見を終えて、いったん出席者が退室したあと、検証実験の統括責任者である相澤慎一チームリーダーが放った言葉は、悲鳴のように聞こえた。まっとうな研究者として長年生きてきた科学者にとって、想像を絶する事態だったことは想像に難くない。

一方、会見中に配布された、渦中の人・小保方晴子氏の理化学研究所を退職するに当たってのコメントには、「予想を遙かに超えた制約」「魂の限界まで取組み」「このような結果にとどまってしまったことに大変困惑しています」と、相変わらず自らの大変さや苦痛を主張したもの。

多くの研究者に無用な負担をかけ、気鋭の科学者の自殺という事態にまで発展したことについては「未熟さゆえに多くの皆様にご迷惑をおかけしてしまったことの責任を痛感」と述べるにとどまっている。コメントの内容については一言一句変えないように、と理研側に要求したという。どこまで自らの責任を感じているのか疑問も生じる。

12月19日午前、理化学研究所の研究不正再発防止改革推進本部がSTAP現象の検証実験について、結果を報告する会見を開いた。

STAP論文に関する不正発覚後の4月から検証実験チームによって1年をめどに行われていた検証実験と、9月~11月末までをめどに行われていたSTAP論文の筆頭著者であった小保方晴子氏本人による再現実験は終了。その結果、いずれもSTAP現象を再現できなかった、と報告した。いったんは申請した特許も、「放棄を含めた方向で検討しており、他の研究者たちの理解を得るよう調整をしている」(理研・坪井裕理事)とした。

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