立命館大学

京都から世界へ発信
立命館大学のユニークな取り組み

日本映画の聖地のひとつ、京都に設置された立命館大学映像学部。今や社会のあらゆる分野で活用される映像作りを実践しながら学ぶことで、学生たちは確かに成長していく。構想段階からエールとアドバイスを送り、同学部に講座を持つ映画監督・中島貞夫氏に、映像学部に寄せる思いを聞いた。

『スジ、ヌケ、動作』で決まる
京都の映像づくりの真髄を伝えたい

立命館大学映像学部 客員教授 映画監督
中島貞夫氏

立命館大学に映像学部が設置されたのは、2007年のことだ。その構想段階から深く関わっていたのが、映画監督の中島貞夫氏である。時代劇から現代劇まで多岐にわたる作品を世に送り出してきた。一方で、他大学でも教鞭をとるなど、後進の育成にも力を入れている。

「立命館が京都で映像に取り組むと聞いたとき、映画にも力が入るだろうと期待しました」と、中島氏はふり返る。「京都の映画界は時代劇から出発し、被写体をしっかり作り込むことに特色があります。京都の映画作りの真髄、伝統の職人芸を伝える格好の場になると考えたんです」。

そこで中島氏は、シナリオづくりの講座を充実させるよう大学側にアドバイスしたという。「日本映画の父ともいわれるマキノ省三監督は、映画づくりは『スジ、ヌケ、動作』、つまり、シナリオ、技術、パフォーマンスの三要素で決まると言っていました。今の映像づくり全般にもそのまま当てはまります。多様化する映像コンテンツを扱う学部ですから、まずは基礎をしっかりと固めるべきなんです」。

中島監督の指導の下、撮影をする学生と女優

中島氏の提言通り、映像学部の学生はシナリオづくりをじっくり学ぶ。さらに、撮影から美術、演技、音楽、編集、そしてマーケティングに至るまで、映像制作にまつわる広範な知識と実践の力を体得することになる。「映像作りは総合芸術であり、集団芸術です。その全行程を理解してから、実施に共同作業を重ねて映像を作っていく。若いうちはディスカッションや共同作業が得意とは言えませんからね、初めて本音をぶつけ合ったなんていう経験もするわけです」と、中島氏は明かす。「制作現場では個性と個性がぶつかり合い、せめぎ合いながら作品が生まれていきます。そうしたことを体験した学生たちの成長は、眼を瞠るほど。試写会では実に生き生きした表情を見せるんですよ」。

中島氏が指導する講座では、学生たちが毎年1本の映画を制作する。2013年度の『嵐電の町、ひと模様』は、現代の日本社会を象徴するテーマを扱った3編が並ぶオムニバス映画となった。画面にはどこかノスタルジックな光景が広がるが、学生たちの感性や息遣いが随所に感じられ、一般劇場での上映でも好評を博した。

映画「嵐電の町、ひと模様」ワンシーン

映像学部のカリキュラムは、実践を通じて映像プロデューサーを育成する国内でもまれなものだ。今や社会のあらゆる場で活用されている映像について、ビジネスの側面も含めて多角的に学ぶ学生たちが、より多くのものを学ぶだろうことは想像に難くない。卒業生たちも、さまざまな分野で活躍している。「社会からのニーズも大きいプロデューサーを輩出する使命はひしひしと感じます。すべての映像ビジネスに通じる初歩から学べる環境は、誇れるものです」と胸を張る中島氏。「学生たちと接することで、私自身もパワーもらっていますよ」。

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