立命館大学

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立命館大学のユニークな取り組み

立命館大学政策科学部の学究対象は、政策課題の発見と解決法の模索にある。20年前の設置当初からPBL(Problem-Based Learning)を中心とした先進的なカリキュラムを採用。実践力をもって社会で活躍する人材を多数輩出してきた。進展するグローバル化に対応し、国際協力の下で学究を進める新たなプログラムもスタートしている。

「学生たちはタイやインドネシアで
生き生きとたくましくやっています」

立命館大学政策科学部
豊田祐輔准教授

「政策科学部の学究は、理論を学んで実践に応用する従来型の学究とはアプローチを異にします」と豊田祐輔准教授は説明する。「現実にある課題を見出し、学際的な知識や専門家をはじめとする多くの人材、社会資源などを活用して解決を図る。その考え方を学ぶのが、政策科学部なんです」。

豊田准教授自身のユニークな歩みをふり返ると、同学部のあり方の一端が理解できそうだ。大学時代は国際紛争に関心を持ち、タイ南部の紛争を研究対象にした。「現地でのフィールドワークによって、地域の発展の遅れや格差の問題が根底にあると感じました」。そこで途上国開発、特に貧困層を主対象としたコミュニティ開発に関心を移し、大学院修士課程ではフィリピンの農山村を研究対象に選んだ。現地に通ううちに、また気づいたことがある。「フィリピンは台風や地震、火山噴火などが多い災害大国です。災害への備え、つまり災害対策を行わなければ、貧困層はますます困窮します。日本にも共通する防災の問題を、次の研究対象にしようと決めました」。対象となる課題は推移していくものの、その解決を多方面から探るという面では通底する。これが政策科学の学究である。

政策科学部の学生たちは、海外でフィールドワークを行うこともしばしば

カリキュラムの中心を占めるのは、PBL(Problem-Based Learning)だ。「社会・経済のグローバル化が進んだ今、解決すべき課題もまたグローバルなものです。そこで、異文化理解と異文化協働を進めるための新たな国際PBLがスタートしました」と、豊田准教授は明かす。政策科学部では、1年次からPBLに取り組み、2年次からは海外へ2週間程度の現地調査に出かけることもある。

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防災をテーマにした「リッツ・コミュニティ・ゲーム」

これに加えて「大学の世界展開力強化事業」に沿った、半年間の留学が2013年度から始まった。タイ、インドネシアの5大学に学生を派遣し、各大学のPBL科目を受講。現地フィールド調査にも参加する。「インドネシアのバンドン工科大学では、アントレプレナーシップのプログラムに参加し、現地中小企業のヒアリングから、起業やビジネスの現状を学んでいます。タイのタマサート大学に留学した学生は、タイ北部農村部でSNSを使って洪水等の災害発生時に必要な情報を伝達する方法を模索しています。みんな生き生きとたくましくやっていますよ」と、豊田准教授は目を細める。学生たちは多角的な視野と、異文化の中で協働する実践力を養うことになる。協定大学から外国人学生の留学も予定されており、学内のさらなる活性化も期待されるところだ。

今春には大阪いばらきキャンパスに拠点が移る。「アジアのゲートウェイをコンセプトにした新キャンパスで、学究の幅がますます広がりそうです」。

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