「からあげ」をネットでプレゼントする時代に

3大シンクタンクが読む2015年の日本<第4回>

「からあげ」をネットでプレゼントする? 「ソーシャルギフト」とは何だろうか(写真:shiroken / Imasia〈イメージア〉)
 2014年も、残すところあと1カ月――来年はどんな年になるのか、そろそろ気になり始める頃だろう。そこで、日本を代表する3大シンクタンクであるみずほ総合研究所、三菱UFJリサーチ&コンサルティング、野村総合研究所に、6回にわたって、2015年の日本を予測してもらう。
 第4回を執筆するのは、『2015年 日本はこうなる』を上梓した三菱UFJリサーチ&コンサルティングのコンサルタント、砂子友基氏と木下祐輔氏。2015年に流行が期待される「ソーシャルギフト」について解説する。

 

お中元・お歳暮から「カジュアルギフト」へ

2015年の経済社会を予測したハンドブック。日本と世界の経済情勢や金融市場・商品市場の動向のほか、産業・企業経営・職場・地域・ライフスタイルに至るまで、多方面の最新トレンドを86のキーワードで解説する。

SNSなどを利用した「ソーシャルギフト」は、新型ギフトの代表と言えるでしょう。形式にこだわらず気軽に贈れるギフトとして、人気が高まりそうです。一方、多くの企業はこれをオンラインマーケティングの有効な手段と考え、活用を始めた例も増えています。

リーマンショック以降、ギフト市場は一時的に横ばいからやや減少で推移していましたが、2011年度を境に緩やかな拡大に転じています。この市場拡大は、中元・歳暮のような儀礼的な「フォーマルギフト」よりも、気軽なプレゼントとしての「カジュアルギフト」の浸透・拡大によるものと考えられます。

2つのギフトにはどういう違いがあるのでしょうか。「フォーマルギフト」は「贈ること」自体で気持ちを伝えてきましたが、「カジュアルギフト」はさまざまな「贈り物」「贈り方」「贈るタイミング」によって気持ちを伝えるものである、ととらえられるでしょう。

言い換えれば、カジュアルギフトの浸透によって形式的な贈り方が衰退する一方、気持ち(キモチ)の伝え方が多様化し、その結果、贈り手がアレコレ考える要素が増えているのです。

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