スズキ、鈴木修社長「過当競争は当たり前」

シェア争い、為替、増税まで持論炸裂

中間決算会見で質疑に答える鈴木修会長兼社長

スズキが11月6日に発表した中間決算は、営業利益が前年同期比0.3%増の905億円と、わずかながら最高益を更新した。乗用車メーカー各社が通期の販売見通しを引き下げる中、同社は281万2000台と従来の計画から5.6万台引き上げた。

販売計画は上方修正したが、為替の見直しもあり、通期の売り上げ、利益ともに従来計画を据え置いた。先行きに対する見通しは慎重だ。長らくこの業界に身を置く鈴木修会長兼社長(84)は、現在の事業環境をどうとらえているのか。

ライバルであるダイハツ工業とのシェア争いから自動車税の見直し、消費増税の影響、現在は係争中のフォルクスワーゲンまで、6日の決算会見で率直に語った。

「死にものぐるいでやっている」

国内市場ではスズキの健闘ぶりが目立っている。暦年ベースで07年、年度ベースでは06年度から軽自動車ナンバーワンの座をダイハツに奪われてきた。が、今年4月以降、スズキはトップを走っている。

シェア争いは今に始まったことではない。ダイハツさんとはもう20年から30年トップ争いをやっている。ここ8年くらい、ウチが2位に甘んじている。競争は永久に続くのだろう。

負けてよし、勝ってよしではない。負けたら、勝つこと考える。勝てば、もっと引き離すこと考える。自然の成り行きじゃないですか。死にものぐるいでやっているので、一時的な現象をとらえてどうこう言うものではない。発展するには、やはり競争が大事だと思う。

だが、国内の軽自動車市場は乱売合戦が指摘される。販売店が自社で車を購入し、それが中古車市場に流れる”新古車”が増えているといった声も業界の中で聞かれる。

どこも乱売だよ。メシ屋も牛乳屋もゴルフ場も、みなさん(マスコミ)も過剰、過当競争でしょう。4社(スズキ、ダイハツ、ホンダ、三菱自動車)でつくって4社で売るならともかく、4社で作って(OEM供給を受けたメーカーも含む)8社で売っているんですから。ほかの業種より過当競争になるのは当たり前。売るほうが倍なんだもん。

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