テスラ「モデルS」、夏野が即買いした理由 <動画>「久しぶりにワクワクする車がそこに」

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ダッシュボードには17インチの大画面が設置されている(撮影:尾形文繁)

まず夏野氏が感動したのは、ダッシュボードに設置されている17インチのタッチパネルだ。エアコンやルーフトップの操作、音楽の再生・停止まで、社内の電気系統はすべてこのタッチパネルで操作できるようになっている。

また、過去・現在の車のエネルギー消費量を比較したり、各モーターの動きを確かめたりと、ぱっと見ではわからない車の内部の状態を可視化することもできる。

「今までのセコいカーナビ画面は何だったのか」

「よく考えたら、これらのことは今までの自動車メーカーだって出来ていたはずなのに、まったくやっていない。カーナビのあのセコいモニターは何だったのか」と夏野氏は語る。

確かにモデルSのタッチパネルには「Google Maps」がパソコン画面で見るのと同じように表示され、3Dへの切り替えなどの使用感もそのまま。おまけにNTTドコモの3G回線が常時接続可能で、車内でのインターネット通信料は全額テスラ社が負担してくれるという。

「久しぶりにワクワクする車がそこにはあった」と夏野氏。「その場で注文しました。納車は1月です」。

夏野 剛 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特別招聘教授

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なつの・たけし

早稲田大学政治経済学部卒業、東京ガス入社。米ペンシルベニア大学経営大学院ウォートンスクール卒(経営学修士)。NTTドコモでiモードの立ち上げに参画。執行役員マルチメディアサービス部長を務め、08年に退社。現在は慶應義塾大学政策メディア研究科特別招聘教授のほか、ドワンゴ、セガサミーホールディングス、ぴあ、トランスコスモス、DLE、GREEの取締役を兼任。経産省所轄の未踏IT人材発掘・育成事業の統括プロジェクトマネージャー現任。ダボス会議で知られるWorld Economic Forum の“Global Agenda Council”メンバーでもある。


 

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