なぜソフトバンク工藤監督は背番号81なのか

「常勝軍団」は、いかにしてつくられるか

1986年の日本シリーズで日本一になりマウンドで飛び跳ねる工藤投手。右は秋山選手(いずれも当時、スポーツニッポン)

阪神を4勝1敗で下して3年ぶり6度目の日本一の座に就いたソフトバンクが11月1日、工藤公康新監督の就任を発表した。

工藤新監督が「背番号81」を引き継いだ「本当の意味」

背番号は81。在任期間6年でリーグ優勝3回、日本シリーズ優勝2回の好成績を残し
た秋山幸二前監督の番号を引き継ぐ。新監督はその理由をこう説明した。

「多くの選手を育て、日本一を2回。それを受け継ぐ意思の表れとして、一番ぴったりの背番号だと思う」

その言葉の奥に、あと2人の背番号81が透けて見える。

ソフトバンクの前身ダイエーで1993年から2年間指揮を執った根本陸夫。西武の監督として1986年から在任9年間でリーグ優勝8回、日本一6回を成し遂げた森祇晶。いずれも新旧監督に関わりの深い人物である。

秋山と工藤はともに「球界の寝業師」の異名を取った根本が管理部長時代の西武に入団する。いずれもドラフト1位の素材と評価されながら、秋山はドラフト外、工藤はドラフト6位指名だった。

八代高(熊本)のエースだった秋山は3年夏の1980年、熊本大会決勝で伊東勤(現ロッテ監督)擁する熊本工に敗れ、大学進学を表明。ドラフトでは指名されず、ドラフト外での争奪戦になった。

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