12年新卒採用動向、量よりも質を重視する傾向が一段と--矢下茂雄・楽天みんなの就職事業長に聞く

12年新卒採用動向、量よりも質を重視する傾向が一段と--矢下茂雄・楽天みんなの就職事業長に聞く

2012年新卒を対象とする合同企業説明会「みん就フォーラム」(主催:楽天)が10月2~3日の土日に、東京都港区の六本木ヒルズで開催された。参加した学生は2日間で約7000人。上級生の厳しい状況を見ている学生たちの顔は、真剣そのものだった。

会場で矢下茂雄・楽天みんなの就職事業長に2012年新卒採用についてインタビューした。

※2012年新卒とは、2012年3月に大学を卒業し、4月に入社する予定の学生のこと。現在は3年生。

--いよいよ就職活動が本格化するが、2012年新卒採用をどのように予想するか?

 4、5月までは、企業は新卒採用に強気だった。景気の回復傾向が見えたことから、積極的に採用しようという企業が多かった。ところが、6、7月に円高が進んだことから製造業を中心に一気にトーンダウンし、現在に至っている。

2012年新卒の大卒求人倍率は1.1~1.2倍くらいではないか。過去最低だった2000年の0.99倍に近づいている。

■企業は採用に苦労している

--企業側から見れば、優秀な人材を採用しやすいということか?

実は企業は採用に苦労している。大手企業ほどレベルの高い人材を採りたがっているが、企業の要求に見合った学生が少ない。商社のみ「いい学生が来てくれる」と喜んでいるが、その他の業界は 「応募ばかり多い」というのが本音だろう。

銀行もメーカーも商社希望の学生が欲しい。企業は量(人数)よりも質を重視しているのだ。

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