戦後日本が失ったもの 風景・人間・国家 東郷和彦著

戦後日本が失ったもの 風景・人間・国家 東郷和彦著

外交官として海外暮らしが長かった著者は、退官後日本で暮らすようになり、街の景色に激しい違和感を抱く。

たとえば、奈良の長谷寺を訪れたときのこと。本堂の舞台から美しい自然の景色を堪能していると、その一角にまったく周りとなじまない青いドームを頂いた白いビルを発見し戸惑う。日本人は戦後、街の景観の調和に関心を示さず、好き勝手に開発してきたために、こうしたことが至る所で起こりがちだという。

著者は、この風景の不調和を現代日本人の人心の荒廃の一つの象徴としてとらえている。そこから戦後、平和の代償として私たちが失ったものは何なのか、そして失ったものを回復するために必要なものは何かを問う。

角川ONEテーマ21 780円

  

関連記事
トピックボードAD
人気連載
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチAD
米中接近の真実

昨年の米大統領選で、トランプ氏は中国に対して攻撃的だった。大統領就任後は、打って変わって融和的だ。ポイントは北朝鮮問題。流動的な米中関係の狭間で日本が進む道を示す。