【産業天気図・人材サービス】リーマンショック後の最悪期を脱出、緩やかな回復続き終始「晴れ」へ。M&Aや非上場化など再編の動きも

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 最大手メイテックが11年4月の新卒採用再開を決定するなど前向きな動きも見え始めている一方、中堅のVSNは事業構造の改革を理由に大株主の投資ファンドの手で株式の非公開化に踏み切る。

ただ、依然として顧客企業の採用抑制姿勢が続くうえ、円高の進行が新たな懸念材料として浮上。本格的な回復は期待しにくい状況だ。労働者派遣法の改正は、与党民主党の参議院選挙での大敗で見通しが立たなくなったものの、人材サービス各社は派遣から業務請負(アウトソーシング)への切り替えを進めている。また、外資の参入や非上場化などの動きも出てきており、新たな再編期に入りつつある。
(岡田 広行=東洋経済オンライン)

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