勃興インドネシアで日本車「激戦」火ぶた

拡大
縮小

7月末、インドネシアの首都ジャカルタ。今年のモーターショーは約28万人の来場者であふれかえった。驚くのは会期中、1万台もの購入契約が結ばれたことだ。実に30人に1人が、家電製品でも買うような調子で、購入のサインをしたことになる。

インドネシア日産自動車の木村隆之社長も、この数字には思わず舌を巻いた。「1人当たりGDPが3000ドルに達すると、モータリゼーションが始まる。2500~2600ドルまできたインドネシアも、その入り口に立った」。

2009年こそ世界経済危機の影響で、国内新車販売は50万台を割り込んだ。が、反発力がすごい。今年は史上最高の70万台乗せは間違いなし。ASEAN(東南アジア諸国連合)主要5カ国で販売台数首位のタイと肩を並べる規模になる。

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
猛追のペイペイ、楽天経済圏に迫る「首位陥落」の現実味
猛追のペイペイ、楽天経済圏に迫る「首位陥落」の現実味
ホンダディーラー「2000店維持」が簡単でない事情
ホンダディーラー「2000店維持」が簡単でない事情
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT