ルポ 生活保護 貧困をなくす新たな取り組み 本田良一著

ルポ 生活保護 貧困をなくす新たな取り組み 本田良一著

生活保護は、国民の命と生活を守る最後のセーフティネット。貧困を放置すれば、やがて社会の安定に大きな影響が出るのだから、決してひとごとでは済まされない問題だ。

本書はまず、生活保護に陥った者を自己責任のみに帰せず、資本主義の発達に伴うさまざまな社会的要因によって恒常的に生まれるものと理解するところから始まる。

新聞記者である著者は、生活保護の深刻な実態を詳細に点検しながら問題点を洗い出す。行政が受給者の生活基盤を整備し、社会とのつながりを持たせる自立支援プログラムなども紹介。「自らの生には社会的な意味がある」と彼らに思わせることが大事であり、おカネだけでは決して解決しないことを強調する。

中公新書 819円

  

関連記事
トピックボードAD
人気連載
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!
トレンドウォッチAD
決め手の新型車両を断念<br>迷走する長崎新幹線

2022年度の開業を控える長崎新幹線。九州西端に位置する長崎は交通の便の悪さに苦労しており、開業への期待が大きい。しかし、JR九州が新型車両導入を断念。博多直通が暗礁に。