ルポ 生活保護 貧困をなくす新たな取り組み 本田良一著

ルポ 生活保護 貧困をなくす新たな取り組み 本田良一著

生活保護は、国民の命と生活を守る最後のセーフティネット。貧困を放置すれば、やがて社会の安定に大きな影響が出るのだから、決してひとごとでは済まされない問題だ。

本書はまず、生活保護に陥った者を自己責任のみに帰せず、資本主義の発達に伴うさまざまな社会的要因によって恒常的に生まれるものと理解するところから始まる。

新聞記者である著者は、生活保護の深刻な実態を詳細に点検しながら問題点を洗い出す。行政が受給者の生活基盤を整備し、社会とのつながりを持たせる自立支援プログラムなども紹介。「自らの生には社会的な意味がある」と彼らに思わせることが大事であり、おカネだけでは決して解決しないことを強調する。

中公新書 819円

  

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