大崎洋・吉本興業社長--タレントや芸人と一緒に次の100年を考えたい

大崎洋・吉本興業社長--タレントや芸人と一緒に次の100年を考えたい

お笑いの帝国・吉本興業を率いる大崎洋社長。海外戦略、非上場化……次々と戦略を打ち出す大崎社長に、直撃した。

──海外展開を進める理由は何でしょうか。

今までは国内だけでも十分に収益を上げられたが、これからはそうはいかない。メディア、コンテンツ産業といえども、海外に収益機会を求めざるをえないし、求めるべきだと思う。国内も大切だが、海外にも目を向けないといけない。テレビ番組という商品を、シンジケーションを組み、現地の企業などを通じて、アジアで売っていくというのは必然だと思う。そもそも単純に日本国内だけでしか売っていなかったのが不思議。少なくともアジアでどう売るかを最初から考えてやっていればよかった。ようやくそうした課題に気がついたのかもしれない。

──どう進めていくのですか。

タレントを使ってもらった放送局と一緒に、バラエティ番組を中心に展開していきたい。放送局にはノウハウが山ほど詰まっている。ただ、放送局も国内で忙しいだろうし、僕たちはそのお手伝いができたらいいと思う。

──中国以外で進出を狙っている地域はありますか。

中国だけで精いっぱい。今の時点ではほかへの本格的な展開は考えていない。ただ韓国や台湾、香港などは、文化的に近い地域なのでチャンスはあるだろう。実際、韓国で動き始めている部分もある。台湾ではタレントの発掘を一緒にやろうとしているし、香港ではテレビ番組のシンジケーションなどの流通を始められないか検討している。

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