「ゴルフGTIパフォーマンス」の魅力とは? ベルリンからプラハへ、製品レビューの旅<2>

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フォルクスワーゲンのGOLF7 GTI Performance

今回の旅は、出発点であるベルリンから、ゴールのチェコ・プラハまで道程350キロ。フォルクスワーゲンのGOLF7 GTI Performanceを駆って南下していく。

旧東ドイツのアウトバーンは狭い場所も少なくないと聞いていたが、実際走った区間はすべて片側2車線で工事区間もさほど多くはなく、道が空いていることもあって、速度無制限区域で、まずは高速巡航能力を存分に試すことができた。

日本では500台限定販売

9月27日、日本でも500台限定で、やっと発売となったGTIのPerformanceモデルは、通常のGTIに対してエンジン出力とブレーキの強化、それに電子制御される多板油圧クラッチを用いて前輪差動ギアの働きをコントロールする機能を持つことだ。

元々のGOLF7 GTIにもXDS+という、ブレーキの制御でLSD的な働きや旋回性の制御を行う機能が組み込まれており、GTI Performanceでも働くようになっているが、「VAQ」と名付けられた差動ギアの電子制御機能は働き方が異なり、より積極的に速さを保ったままコーナリングの安定性を高める。

VAQ(なぜか日本の公式サイトではVAQという名称が使われていないが、本稿の中ではVAQと記載する)が活躍するシーンは、コーナーをより早く抜けるといった“攻める”場合により大きく体感できるものと思われるが、果たしてクルマでの”旅”において、どこまでその良さを体感できるかも、楽しみだ。

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