そう考えると、成果のすぐに出ない仕事は、将来の自分のためになる経験である、とも言えますよね。
また、これも考え方によりますが、できない自分、うまくいかない自分も自分の一部です。そもそもすべてにおいて完璧な人間なんてものはいませんし、決して短所だけでなく、いいところも絶対にあります。その時々で、自分がいちばん気になっていることがうまくいかないと、自分のすべてがダメに見えることがあるかと思います。
短期的な成果に一喜一憂するな
仕事でうまくいかないと、ほかのことでも自信を失い、なんとなく後手になったり、負のオーラを知らず知らずに発してしまう。結果、うまくいくものもうまくいかなくなるという、負のスパイラルを断ち切る心構えを持つべきです。仕事は人生の一部でしかないですからね。
Tさんの場合、現在のいちばん気になる対象は仕事なのでしょうが、ベンチャーに新卒で飛び込む勇気だってあるし、一時的に自分自身が見えにくくなっているだけの状態だと思いますよ。短期的な評価のみで自分のすべてを評価する、またはほかのことに影響してしまうような考え方はすべきではありません。
長所と短所が合わさって人間はできています。ある人を判断する場合にも、その人の長所を見る人もいれば短所を見る人もいますよね。それは自分が自分を見る際も例外ではありません。
まずはできない自分も含めて、「自分を好きになる勇気」を持ちましょう。そのうえで、短期的な成果に一喜一憂せず、それを乗り越えた先にある将来のご自身の姿を思い描きつつ、仕事に取り組んでみてはいかがでしょうか。
繰り返しですが、最初のうちに苦労をすればするほど、将来の成長は大きくなる、と考えましょう。
上司と話して、自分の立ち位置を確認!
次に行動面です。問題だと思うソースに直接、働きかけることが王道です。つまり、現在、見えにくくなりつつある、ご自身の会社における位置づけやミッションを上司たる社長ときちんと話す、ということです。何が期待されているのか、そして現在の評価はどうか、何が問題だと思うのか、ご自身の立ち位置を確認すべきです。
そうすると5カ月で成果を出すことを、本当に求められているのか否かわかりますし、Tさんの営業スタイルの何がいけないのかを指摘してもらえると思いますよ。
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