みんなの党、収まらない"浅尾vs渡辺"の内幕

家庭内別居状態の代表と前代表

渡辺前代表は復権を目指しているが、有権者の納得を得られるだけの説明を、まだしていない(撮影:吉野純治)

「雨降って地固まる」となるのか。それともわだかまりを抱えたまま、「家庭内別居」が続くのだろうか。

9月27日午後、みんなの党は都内で地方議員・関係者の声を聞く会と両院議員総会を開催した。予定時間を35分もオーバーした「声を聞く会」では遠方から参加の地方議員から、「(党内のもめごとは)いい加減にしてくれ」という声も出たという。

化粧品会社会長からの8億円借入金問題で代表を辞任した渡辺喜美氏と、渡辺氏に代わって代表に就任した浅尾慶一郎氏の間の争いは、当初から予想されていた。「与党志向だった渡辺氏に対し、浅尾氏は独自路線を構築すべく野党志向を強めていた。渡辺氏が復帰したら、当然衝突が起こる。力関係では浅尾氏は党を創設した渡辺氏に及ばない。浅尾氏は『夜も眠れない』と聞いている」(浅尾氏に近い野党議員)。

大きなマスクで顔を覆って永田町に

9月5日夕方、大きなマスクで顔を覆った渡辺氏が永田町に姿を見せた。4月8日の代表辞任会見から、実に5カ月ぶりのことだった。「渡辺氏はすでに東京地検から事情聴取を受け、不起訴になるという確信を得たようだ。これから復権を目指して動くだろう」。

関係者の予言通り、渡辺氏は「党の奪還」を目指して着々と動き始めた。9月10日には11名の所属議員とともに都内の中華料理店で会食し、野党再編を主唱する浅尾氏について「党が空中分解する。代表を辞任してもらいたい」と批判した。

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