「駅ナカ」起点の飲料自販機革命、JR東日本グループの次世代機に熱視線

「駅ナカ」起点の飲料自販機革命、JR東日本グループの次世代機に熱視線

「おおっすごい!」「何これ?」。

JR品川駅中央改札口近くに置かれた自動販売機に、連日人だかりができている。中には写真を撮っている人もいるほどだ。売られているのは110~150円の市販飲料。お茶やスポーツドリンク、缶コーヒーなど商品ラインナップ自体はとくに珍しくない。だが、この飲料自販機は一般的なそれとは決定的な違いがある。購入者と双方向でコミュニケーションするように商品を提案する機能を備えた「次世代自販機」なのだ。

前面には47インチの大型タッチパネルディスプレイを搭載。誰も近くにいない状態では、全面に広告のような映像が流れているが、近づくと販売商品のサンプルが一覧として映し出される。しかも専用センサで判別された購入者の性別や年代といった個別情報を基に、季節、時間帯、気温、湿度なども加味してお勧め商品を表示する。20代女性には甘いお茶と乳酸飲料、40代男性にはコーヒーとジャスミン茶などといった具合だ。さらに商品を選ぶとそれに関連した詳細な情報まで表示される。

この次世代自販機がデビューしたのは8月10日。JR品川駅の中央改札口付近と3・4番線ホームに2台が先行的に導入された。その後1週間の売り上げは、JR品川駅構内にある通常の飲料自販機の約3倍に上った。何らかの技術的な改良を加えても、なかなか売り上げが伸びないのがこの世界。物珍しさが手伝っていることを差し引いても記録的な出足と言っていいだろう。

次世代自販機を展開するのは、東日本旅客鉄道(JR東日本)子会社のJR東日本ウォータービジネス(東京都渋谷区)。06年に設立されて以来、鉄道駅構内のいわゆる「駅ナカ」を中心にJR東日本グループ全体の自販機を一元的に運営する企業だ。

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