ガキ大将の息子が「悪意なきいじめっ子」?

弱者の痛みを知るだけでなく、共感できる子に

 グローバル化が進む中、親たちは、子供を世界で通用するエリートに育てるため、日々、努力を重ねている。しかし、若手マザーの中には、子育ての仕方がわからず、周りの助言にも恵まれないケースも多い。そこで、ベストセラー『世界中のエリートの働き方を1冊にまとめてみた』の著者であるムーギー・キム氏の母親で、子供を国際弁護士、国際金融マン、海外著名大学教員、公認会計士に育て上げた 著者が、読者の皆様からの子育て相談に回答する。  

 

【読者からの子育て相談】

私は40代で、小学3年生と1年生男児2人の母親です。弟はおとなしい性格なのですが、3年生の兄・一彦(仮名)は良く言えば活発、悪く言えばやんちゃなガキ大将です。問題は、仲間で遊ぶときには、ガキ大将の気質が出て、ついつい仲間に命令して何かをさせることが多いらしいのです。
「らしい」と申しましたのは、私はフルタイムで働いておりますため忙しく、しかも息子たちはその日にあったことを全部、詳しく私に話すようなことはありません。一彦の問題も、“いじめられた”親御さんが先生に相談して、先生を通じて初めて私の耳にはいってきました。
そういえばある日一彦が、「何々ちゃんとこへ遊びに行ったら、何々ちゃんのお父さんがボクを見るなり、『おまえなんか帰れ』といわれた」と私に報告していたことがありました。息子が相当嫌われていることを知りショックでした。
親子でよく話し合いましたところ、本人は命令している感覚ではなくて、遊びの段取りをつけているつもりのようです。それでも相手が嫌だと思えば、それはイジメになると説明しましたが、相変わらず、いつもの仲間は学校へ行くのにも誘いに来ますので、本人がどこまで理解したか心もとなく、それに誘い合うのも息子の強制なのかしらと、心配になってきました。
昨今の大きなイジメによる事件が、とても些細なことから始まっているのを知るにつけ、自分にはそのつもりがなくともイジメが成立することを、今のうちに子供に教え諭したいのですが、幼い子供には、何をどのように説明すればいいのでしょうか。
東山(仮名)

 

【パンプキンからのコメント】

加害側が気づかないイジメの存在

我が家の息子たちと状況がとてもよく似ていますので、驚いています。我が家の場合は幼稚園時代に、息子であるムーギーのペットのヒヨコが大好きな“ミミズ捕り”に、友だちが付き合わされたという苦情でした。私もそれだけを止めればよかったのですが、いつも顔を合わせるお母様方からではなく、担任を通じて注意されたことに私は戸惑いました。

その後も子供たちは、ザリガニ捕りなどに夢中になって遊んでいましたので無邪気なものですが、当初、私はもっと早くに直接私に言ってくれればよかったのにと、自分が先に気づかなかったことを棚に上げて、先方の親に不満を持ちました。

のちに私はこの経験をいろいろと教訓にしました。まず、息子の友だちが、それを捕るのは嫌だと直接拒否できる性格ではなかったこと(その後の子供たちの無邪気な付き合いをみても判るように、息子は拒否されればそれ以上は強制せず一人で捕ったと思います)。その母親もまた然り。この微妙な性格の強弱関係が、先生まで巻き込まねばならなかったのです。

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