スタバ、快進撃の主役は限定フラペチーノ

鳥取出店でついに47都道府県を制覇へ

限定フラペチーノが売れに売れ、スタバはさっそく業績を上方修正(撮影:梅谷秀司)

まさに”フラペチーノ絶好調”に尽きる上期だった。

スターバックス コーヒー ジャパンは9月11日、2015年3月期通期の業績見通しを上方修正した。売上高1377億円(前期比8.7%増)、営業利益130億円(同16%増)と、従来予想から売上高で27億円、営業利益で15億円を、それぞれ増額。純利益も77億円(同22%増)と、従来予想から9.5億円増え、最高純益をさらに更新する見込みだ。

上方修正の主因となったのが、氷菓飲料の「フラペチーノ」だ。4月16日、バナナをまるごと1本使用したフラペチーノを期間限定で販売したところ、完売する店舗が続出。フラペチーノの主力顧客層である若い女性にとどまらず、男性の購入も目立った。当初は販売期間を5月11日までとしていたが、結果としてコールデンウィーク前半には販売終了するほど、売れ行き好調だった。

同商品はスタバにとって初めてとなる、生果実を使用したフラペチーノで、610円(税別、tallサイズ)と決して安価でないにもかかわらず、大ヒットとなった。「正直、われわれの想定を大きく超える売れ行きだった。店舗まで足を運んだのに提供できなかったお客様もいたようで、大変申し訳なく思っている」(北川徹・執行役員)と、嬉しい悲鳴をあげている。

バナナに続き、期間限定を次々連発

4月のバナナに続き、5月のクッキーや6月のコーヒーゼリー、7月にはイチゴを使用した、期間限定フラペチーノを次々と投入。いずれも売れ行きはいい。もともとは「期初の時点で、今上期の既存店売上高は前期比横ばいか、せいぜい微増程度を想定していた」(北川執行役員)。

 というのも、前期の上期累計の既存店売上高が前々期比6.5%増と、高い伸びを記録していたからだ。前期もフラペチーノの限定商品が業績を牽引したほか、景況感の改善という追い風も受けた。前期超えのハードルが上がったことで、今期もプラス基調を維持するのは容易でない、とはじいていた。

 蓋を開けてみれば、今期は天候不順の影響を受けた6月を除き、4~8月までの既存店売上高は前年超えを記録。5カ月累計では単純平均で前期比4.4%増となった。

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