日本株の命運を握る、キーパーソンは誰か 山崎 元が読む、ちょっと先のマーケット

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セントウルステークスは、阪神競馬開幕週の2日目(9月14日)に行われる、芝1200m、別定重量のGⅢ戦だ。サマースプリントシリーズの最終戦となる。馬場のいい開幕週でもあり、良馬場なら1分7秒そこそこの高速決着が期待出来る。馬券を取ることができれば、さぞかし爽やかだろう。

セントウルSは、リトルゲルダを軸馬に

実は、先週(9月6日)、本連載の編集を担当するF氏の一口馬主持ち馬であるダンスアミーガ号が、新潟競馬場のメインレースである長岡ステークスを勝って、めでたく「オープン入り」した。執筆陣も、これにあやかって、予想を決めたいところだ(意欲だけではどうにもならないが…)。

さて、実績は昨年の本レース勝ち馬で次走のスプリンターズステークスGⅠで2着だったハクサンムーンが断然だが、昨年は、アイビスサマーダッシュを使っての臨戦過程だったが、今年は3月の高松宮杯以来のぶっつけとなる。また、同厩舎(西園厩舎)からエーシントップの出走が予定されており、次走のスプリンターズステークスが狙いのローテーションではないだろうか。

ここは、前走に北九州記念を勝ったリトルゲルダを軸馬に採りたい。夏の3走目になるが、調子の良さを買う。

ハクサンムーンは対抗以下には落とせない。単穴は、一昨年の勝ち馬エピセアローム、連下に、札幌の重い芝でも末が切れたマヤノリュウジン、西園厩舎の2頭出しが怪しいエーシントップを押さえる。

山崎 元 経済評論家

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やまざき はじめ / Hajime Yamazaki

1958年札幌市生まれ。東京大学経済学部卒業。経済評論家、楽天証券経済研究所客員研究員、株式会社マイベンチマーク代表(投資と投資教育のコンサルティング会社)と複数の肩書を持つ。三菱商事、野村投資信託、住友信託銀行、メリルリンチ証券など計12回の転職経験を生かし、お金の運用、経済一般、転職と自己啓発などの分野で活動中。著書に『超簡単 お金の運用術』(朝日新聞出版)『「投資バカ」につける薬』(講談社)『お金がふえるシンプルな考え方』(ダイヤモンド社)など著書多数。馬券戦略は馬連が基本。【2024年1月5日編集部追記】2024年1月1日、山崎元さんは逝去されました。心から哀悼の意を捧げ、ご冥福をお祈りします。

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