四季報先取り「四半期高進捗率」トップ30 いよいよ12日に『会社四季報』秋号が発売!

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すなわち、まず過去3年間の「第1四半期の、通期業績に対しての平均進捗率」(営業利益ベース)を計算。それと、「今期の四半期営業利益における、会社計画に対する進捗率」を比較、両者の乖離率が大きい順にランキングしたものだ。それによると、1位は名村造船所。以下2位NECキャピタルソリューション、3位東京ガス、と続いた。1位の名村造船は、過去3年では、通期予想に対する第1四半期の進捗率が平均24.1%だったが、今期は53.7%も進捗した。そのため29.6%も乖離が生じている。

なお、この記事では、「トップ30社」を挙げたが、最新の『会社四季報』秋号では、上位71位タイまでの72社を掲載している。また、このランキングは、先述のように予想営業利益が50億円以上の企業が対象になっているが、実は秋号では、予想営業利益が5~50億円の企業についても、同様の進捗率ランキングを掲載している。

相対的に企業規模が小さい企業は、業績の変化率が株価に敏感に反映されやすい。一連のランキングは12日発売の最新号の巻頭に掲載しているので、ぜひお求めいただきたい。

また四季報の発売前も、発売後も、ネットでの株式情報は姉妹サイトの『会社四季報オンライン』へ。当サイトでしか入らない、とっておきの株式情報を手に入れていただきたい。

福井 純 東洋経済 記者

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ふくい じゅん / Jun Fukui

「会社四季報オンライン」編集部長。『週刊東洋経済』編集部、『会社四季報プロ500』『株式ウイークリー』『オール投資』編集長、「東洋経済オンライン」編集部長、証券部長を経て現職。国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe®)、日本テクニカルアナリスト協会理事

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