あなたは大丈夫? 不眠・うつ--今やメンタルヘルス不全が働く人にとって最も怖い病気に

あなたは大丈夫? 不眠・うつ--今やメンタルヘルス不全が働く人にとって最も怖い病気に

働き盛りの「心の危機」が深刻さを増している。
 
 保険代理店大手で、企業向けメンタルヘルスケア首位のアドバンテッジ リスク マネジメント(ARM)によると、従業員の就業障害原因トップは「メンタル疾患」。今や原因の6割を占め、がんや事故・外傷などに比べても圧倒的だ。

メンタル疾患の中でも、ビジネスパーソンに最も関連が深いのは「うつ病」だろう。うつ病の科学的メカニズムには未解明の部分が多いが、職場などでの過度のストレスが発症要因の一つであることは明らかだ。

厚生労働省によると、治療中のうつ病患者(躁うつ病含む気分障害)は、1996年の43万人から、2008年には104万人へと急拡大。精神科を受診することへの抵抗感が薄れ、患者が掘り起こされた面もあるが、従来のうつ病とは特徴が異なる、いわゆる「新型うつ」が若年層を中心に“増殖”したことも大きい。

就業障害原因トップは「メンタル疾患」

「お父さん眠れてる?」。この3月、高校生とおぼしき娘と父親が登場するテレビCMが放送され、医療機関や鉄道の駅構内などにも同じ内容のポスターが張り出された。

これは政府の自殺防止対策キャンペーン。「不眠」はうつ病と関係が深く、うつ病は自殺のリスクを高める。つまり「眠れていない」お父さんをスクリーニングし、うつ病発見・治療につなげ、自殺の芽を摘もうという発想だ。


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