北朝鮮、ついに人民の生活を意識し始めた 「突貫手抜き工事」戒める、異例の論文発表

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現在、北朝鮮では今年10月10日までの完成を目標にマンション建設や教育施設、発電所などあらゆる建設工事が行われている。また、手元にあるすべての資源を総動員して工事期限を短縮させる「速度戦」と呼ばれる工事運営がよくなされ、そのため手抜き工事が頻繁に発生していると言われている。

最近でも、今年5月に平壌市内で25階建てマンションが崩壊した事件が報道された。これには労働党幹部が現場に出向き、被災者に向けて謝罪するシーンも報道されている。当時、朝鮮中央通信は「工事をいいかげんに行い、そのような工事の管理・監督もしっかりと行わなかった幹部の無責任な行動で重大な事故が発生し、人命被害も生じた」と指摘したほどだ。

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