キャズム越えへ!掃除ロボット「ルンバ」の挑戦!《それゆけ!カナモリさん》

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■ルンバの大躍進

 6月30日付日経の家電&eビジネス欄に『掃除ロボ「ルンバ」 日本での販売まだ伸びる』との記事が掲載された。メーカーである家庭用ロボット開発の米アイロボット社、コリン・アングルCEO(最高経営責任者)のインタビュー記事である。世界中で激売れしているアップルのiPadを掲げるスティーブ・ジョブズの記事となりというのが、また何とも暗示的だ。

 同記事によれば、日本での販売量は毎年2ケタ増のペースといい、さらに2009年11月13日付日経MJの記事によれば、09年3月期は前期比1.5倍の3万2155台、そして、2010年3月期売り上げが前期比2倍というから、まさに右肩上がりの売れ行きとなっている。約5万円~約8万円という掃除機としては高級な値段を考えても、その伸びは素晴らしい。

 インタビュー記事によると、「売れる理由」は、同社がモデルチェンジ毎に改良を重ねているほか、その改良点が日本からの意見を取り入れたものであることも指摘している。その「お客様の声」の収集は、同社の日本における総代理店で宣伝から顧客サポートまでも担当しているセールス・オンデマンド社の功績が大きいようだ。海外製のハイテク製品は故障対応や修理などの不安がつきまとう。その窓口を一元的に運営し、フィードバック情報をアイロボット社に提供して、より日本市場に適合した製品に仕上げているのだ。

 インタビュー記事でコリン氏は、日本市場での拡大の理由の一つを、「ほかの国ではロボットに抵抗を示す消費者も多いが、日本はアニメなどで慣れ親しんでいるためか、ロボットが生活に入り込むことを受入れている」と指摘している。しかし、それでは一部のメカオタク層のおもちゃで終わってしまう。例えば、ソニーの犬型愛玩ロボット「AIBO(アイボ)」。AIBOは1999年6月1日、価格25万円のERS-110型が発売され、あっという間に完売した。購入者の多くは画期的な動作をするロボットとしての魅力に惹かれたメカマニアであったという。

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