「一流の仕事術」はプロから学べ! 心身ともに鍛え上げてこそ、「本物」が身につく

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エッセイストで多くのファンを持つ『暮しの手帖』編集長の松浦弥太郎氏は、「人一倍タフでないと仕事は続けられない」と毎朝10km走っている。『マラソン中毒者』の著者でインフィニティ・ベンチャーズLLP共同代表パートナーである小野裕史氏は、月に300km走っている。ウルトラマラソンやトライアスロンなどエンデュアランス(持久系)スポーツは、はたからみると大変そうに思えるが、やっている本人たちは実に楽しそうだ。

「1人で走る=座禅?」

やはりウルトラマラソンをしている前出の慎泰俊氏は、「1人で走っている時間は座禅を組むのと似ている」と言う。「黙々と走っていると頭が集中し、世の中が静かになって静寂な世界になる。自分の体の限界がわかると調子に乗らなくなりますね。変な自意識が取り払われて素直になるんです」

すぐに一流が身につく魔法はないが、心身をともに鍛え上げつつ、それぞれの道のプロのやり方を学んで、日々積み重ねていくことで「本物」が身についていく。

週刊東洋経済2014年9月6日号(9月1日発売)の特集は「一流の仕事術」です。
仕事の質、量ともに向上させたいならビジネススキルだけでなく、仕事への姿勢も必要です。その道のプロが教える仕事術を総まくりしました。⇒詳しい目次・購入はこちらから
 
高橋 志津子 東洋経済 記者

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たかはし しづこ / Shizuko Takahashi

上智大学法学部国際関係法学科卒。東洋経済新報社に入社後は、会社四季報、週刊東洋経済、ムック、東洋経済オンラインなどさまざまな媒体で編集・執筆を手掛ける

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