「何になりたいか」より「どう生きたいか」

SOLIZEの古河建規社長に聞く(前編)

 設計や試作、金型の製作支援サービスで製品開発をサポートするSOLIZE(ソライズ、旧インクス)では、ものづくりの工程を見直し、工期短縮やコスト削減を実現する変革エンジニアリングサービスを行い、業績を伸ばしている。この事業の基礎を築いたのが古河グループの古河家に生まれた古河建規さんだ。彼はなぜ古河グループとは関係のない会社に就職し、どのような道をたどって現在の事業を育てたのか?

自分の意思で人生を切り開きたい

三宅:古河さんは、どのような子供時代だったのですか?

古河:小学校のときは、算数だけはよく勉強していました。だから暗算は今でも得意です。親が富士通のソフトウエアエンジニアだった影響もあり、中学1年からプログラミングをして、簡単なゲームなどを作っていました。今は、そうとは思えないとよく言われます(笑)。

三宅:古河さんは古河グループのご子息ですが、期待や注目の大きさで周りの目線に窮屈さは感じませんか?

古河:よく聞かれるのですが、言われるような周りの目線は感じないですよ。今も、SOLIZEと古河グループはまったく関係ありませんし、出自はあまり気にしていないです。

ただ、個人的には、先祖にはさまざまな点で感謝しています。小さな頃から、私は、自分の意思で人生を切り開いて生きていこうと考えてきました。影響というならば、周りにどう言われようとブレずに、自分のペースで真ん中を歩くということは、親族を通して、教わってきた気がします。

三宅:中学、高校は東京ですか?

古河:はい、小学校は区立で、中学から大学まで慶應義塾です。中高では剣道、高校では麻雀もやっていました。剣道は弱かったですけど、麻雀は強かったです(笑)。

三宅:それにしても古河さんのルックスでそのバックグラウンドだとモテたでしょう?

古河:いやいや、そんなことないですよ。剣道部はもてないのです。私の記憶が正しければ、剣道部の同期は誰も彼女いなかったですね(笑)。でも、今では武道をやっていてよかったと感じます。ただ勝てばいいのではなく、誠の道に生きるというか、礼儀とか信頼というものを重視することを教わりました。

高校のときは剣道の練習が終わった後、よく麻雀しに行っていました。それに、勉強熱心だったと言うか(笑)、どうすれば勝てるのか、時間を見つけては全日本大会で優勝したプロの打ち方などを研究していました。実際の試合の流れに沿って見ていくと、自分では考えられないような判断をプロがするんですよ。なぜだろう?と、ずっと麻雀プロの判断に至る思考プロセスを考えたりしていました。判断には、その前提となる視点やロジックがあり、そこを把握する点があるとわかりました。だからとても強くなりました。

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