非喫煙者で健康に自信がある人だと、これら5社よりも安い定期死亡保険があります。リスク細分型と呼ばれる商品で、メットライフ生命保険の「スーパー割引定期保険」が有名です。
ただ、チューリッヒ生命保険の「定期保険プレミアム」のほうがおおむね安いようです。チューリッヒで「非喫煙優良体」だと月々の保険料は男性が20歳950円、30歳1050円、40歳1720円です。50歳ではメットライフのほうが安くて3860円。上述のメディケアと比較してもリスク細分型のほうが安そうです。
チューリッヒは、血圧が上が120以下、下が80以下で非喫煙者だと加入できます。メットライフは上が135以下、下が85以下で、かつ体重に規定があります。たとえば身長170㎝の男性なら体重が51~76㎏、身長160㎝の女性なら43~67㎏といった具合です。
海外の保険料はまだ安い
ただしこれらはあくまでも国内だけを見た話です。海外に眼を向けると、米国の保険の保険料は日本の安い保険と比べても半分くらいです。ということは、熾烈な競争を続けているとはいえまだコップの中の嵐。まだまだ下がる可能性があるということかもしれません。
消費増税がじわじわと家計を苦しめる中、消費を手控えるにも限度があります。それよりは保険料を見直すほうが簡単かもしれません。特集では54ページにわたって、その術を徹底伝授します。
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やまだ ゆういちろう / Yuichiro Yamada
1994年慶応大学大学院商学研究科(計量経済学分野)修了、同年入社。1996年から記者。自動車部品・トラック、証券、消費者金融・リース、オフィス家具・建材、地銀、電子制御・電線、パチンコ・パチスロ、重電・総合電機、陸運・海運、石油元売り、化学繊維、通信、SI、造船・重工を担当。『月刊金融ビジネス』『会社四季報』『週刊東洋経済』の各編集部を経験。業界担当とは別にインサイダー事件、日本将棋連盟の不祥事、引越社の不当労働行為、医学部受験不正、検察庁、ゴーンショックを取材・執筆。『週刊東洋経済』編集部では「郵政民営化」「徹底解明ライブドア」「徹底解剖村上ファンド」「シェールガス革命」「サプリメント」「鬱」「認知症」「MBO」「ローランド」「減損の謎、IFRSの不可思議」「日本郵政株上場」「東芝危機」「村上、再び。」「村上強制調査」「ニケシュ電撃辞任」「保険に騙されるな」「保険の罠」の特集を企画・執筆。『トリックスター 村上ファンド4444億円の闇』は同期である山田雄大記者との共著。
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