業績予想修正回数ランキング--過去3年間で業績予想を何度も修正した会社はどこ?

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業績予想修正回数ランキング--過去3年間で業績予想を何度も修正した会社はどこ?

業績予想の上方修正、下方修正は、株価にとって最大の材料だ。そこで、『会社四季報』2010年3集夏号での調査をもとに、過去3決算期について、会社が公表した経常利益予想を修正した回数で、上方修正回数、下方修正回数それぞれについて、ランキングを作成した。

会社が発表する業績予想には、会社それぞれのクセがあり、常に慎重めの予想を出して結局、上方修正をする会社がある一方、期初は努力目標的な強気な予想を発表して、最終的には未達で終わることが多い会社もある。

そうした意味では、上方修正回数が多い会社は、予想を保守的に出す傾向があり、下方修正が多い会社は逆に予想を過大に出す傾向があると言えなくもない。

もっとも、今回の集計の対象とした08年3月期~10年3月期は、リーマンショックを挟んだ経済環境激変期でもあり、業績予想の修正が発生しやすかったという面もある。

表に付記した「期初予想に対する実績の乖離倍率」は会社の期初予想と実績とのズレを3決算期について平均したもの(小数第3位を四捨五入)。ズレがない場合が1倍になり、上方にズレていると1倍超、下方にズレていると1倍未満となる。例えば、倍率が2なら平均して期初予想から2倍の経常利益を出していることになり、0・5なら期初予想から半分の経常利益しか出せていないことになる。マイナスの場合は黒字予想なのに実績は赤字を意味する。

なお、全銘柄についての「上方修正回数」「下方修正回数」「期初予想に対する実績の乖離倍率」を、下記の【マネー − 投資お役立ちランキング欄】で掲載している(※閲覧には、ログインまたは、東洋経済オンライン・アドバンスト会員への登録が必要)。

■全銘柄・業績予想修正回数/期初予想に対する実績の乖離倍率一覧
・証券コード1000-2000番台
・証券コード3000-4000番台
・証券コード5000-6000番台
・証券コード7000番台
・証券コード8000番台
・証券コード9000番台
 


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