「英会話が苦手な人」が初対面を乗り切る3つの技 言葉が聞き取れない心配があるなら先手をとる

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トリプルF その①「First」会話の先手をとる

1つ目のFは「First」。こちらから先にHi, nice to meet you.と話しかけます。こちらから先に話しかければ、相手の言葉が聞き取れなくても、内容を予測できます。

初対面の会話は3つのステップで始まります。

1 初めまして Nice to meet you.

2 あいさつ How are you?

3 名乗る I’m Yukari.

上記のどれから会話を始めても正解です。ただ相手に先手をとられると、よく知っているフレーズでも聞き取れません。しかも、1~3にもさまざまなバリエーションがあります。

リスニング力が低いうちこそ会話をリード

例えばNice to meet you.と同類のあいさつには、以下のようなフレーズがあります。

Great to see you.

It’s a pleasure to meet you.

Delighted to make your acquaintance.

これらを突然言われたら、聞き取れなくても当然です。しかし、こちらがNice to meet you.と言えば、相手の返しも必ず「初めまして」です。「こんにちは」と日本語で言われたら、大抵は「こんにちは」とあいさつを返しますよね。「トムといいます」と名前を言われたら、自分の名前を言いますよね。英語も同様です。たとえ聞き取れなくても、内容の見当がつくので焦らずにすみます。

あいさつのあとに本題に移っても、こちらが先手をとりましょう。あらかじめ言うことを決めて、どんな音が聞こえてきても、自分のペースを保ちキャッチボールを続けます。厳密には相手のボールを受け取らずに、こちらが投げ続けているだけですが、それでも「会話ってこんな感じね」という感覚をつかめます。

Firstの極意は「相手が話す内容を自らコントロールする」ことにあります。リスニング力が低いうちこそ、トークをリードする必要があります。初対面に限らず、リスニングに自信がない間は「こちらから話しかける」を心がけましょう。

『have do getで英語は9割伝わります! とっさの英語に強くなる! 魔法の万能3動詞』より
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