日経平均9連騰、一時1万5600円回復

円安を味方に、根強い先高感

 8月21日、東京株式市場で日経平均は9日続伸し、2013年12月17─30日の連騰記録に並んだ。写真は3月、東京証券取引所にて(2014年 ロイター/Issei Kato)

[東京 21日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は9日続伸し、2013年12月17─30日の連騰記録に並んだ。前日の米株高に加え、1ドル=103円台後半まで進んだ円安が支援材料となり、日経平均は取引時間中で8月1日以来、約3週間ぶりに一時1万5600円を回復した。

急ピッチの上昇に対する警戒感から目先一服の可能性が指摘されているものの、日本株に対する先高感は根強いという。

円安進行を背景とする投資家心理の改善を背景に、主力大型株への物色が強まった。三菱UFJ<8306.T>、野村<8604.T>など金融株のほか、大手不動産株や情報・通信株など内需系の企業がいずれも堅調に推移。ホンダ<7267.T>など輸出株もしっかりだった。コア30銘柄すべてが値上がりし、TOPIXコア30<.TOPXC>は前日比で1%を超える上昇となった。

取引時間中に円安基調が強まる場面では、先物主導で日経平均が1万5600円を回復する場面があった。短期間での急速な上昇を受けて上値では戻り売りなどに押さえられたが、先高期待は根強いという。SMBC日興証券ストラテジストの圷正嗣氏は「連日の上昇で目先的には一服する可能性はあるが、急落前の水準を回復したに過ぎず、そこまで警戒しなくてもよい。基本的には良好なファンダメンタルズを背景に右肩上がりで推移する」とみていた。

個別銘柄では、インドネシア強化など海外市場への積極的な展開が評価された日本食品ホールディングス<2897.T>が連日で年初来高値を更新。ゴールドマン・サックス証券の投資判断引き上げを受けてコニカミノルタ<4902.T>も買われた。

半面、アダストリアホールディングス<2685.T>が反落。20日、2015年2月期連結業績予想の下方修正を発表し、嫌気された。

東証1部騰落数は、値上がり1311銘柄に対し、値下がりが372銘柄、変わらずが134銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      15586.2 +131.75

寄り付き    15530.98

安値/高値   15525.78─15601.99

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1291.19 +11.55

寄り付き     1284.95

安値/高値    1284.37─1291.86

 

東証出来高(万株)209495

東証売買代金(億円) 17851.71

 

(杉山容俊)

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