しゃぶしゃぶ木曽路、"松阪牛は偽装でした"

詳報!謝罪会見の一部始終

8月15日の会見で、松原社長(中央)ら木曽路幹部は頭を下げて陳謝した
「店舗をご利用いただきましたお客様をはじめ、関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけしましたことを深くお詫びいたします」――。会見の冒頭、松原秀樹社長はそう言って、深々と頭を下げた。
“銘柄牛ではない牛肉”を「松阪牛」などと偽って客に提供していた問題で、しゃぶしゃぶチェーン大手の木曽路は8月15日、会見を開いて謝罪した。
今回不正が発覚したのは、北新地店(大阪市)、神戸ハーバーランド店(神戸市)、刈谷店(愛知県刈谷市)の3店舗、合計7171食に上る。このうち、該当食数が最も多かったのが北新地店の6880食。販売期間は2012年4月から2014年7月まで28カ月に及ぶ。
偽装発覚の発端は、北新地店に大阪市消費者センターが今年7月、2度にわたって立ち入り調査を実施したことだった。これをきっかけに、木曽路も社内調査に乗り出し、上記の3店舗でメニュー偽装を行っていたことが発覚。8月14日に情報を開示した。
すでに、社内に松原社長をトップとする調査委員会を立ち上げており、原因究明を進めている。今後は第三者委員会の設置も検討しているという。また、申し出のあったすべての客に、一定額(松阪牛のメニューと実際に提供した和牛特選霜降肉のメニューとの差額である1000~2000円の範囲内)を補償する方針だ。
会社側と報道陣との会見における主なやり取りは以下のとおり。なお、会社側は複数の幹部が入れ替わりで回答したため、名前を記載していない。

料理長が注文を出していた

――昨年秋、業界全体を巻き込んだ食品の虚偽表示の問題が起きた。今回の問題を当時見抜けなかったのはなぜか。

昨年秋はメニュー表示や食材のトレーサビリティをチェックした。その点については問題なかった。したがって、その時点で出数(販売数)のチェックには及んでいなかった。これは大きなミスだった。仕入れと販売の数字を確認して、再発防止に努めていきたい。

――店長はどのような権限を持っているのか。

牛肉を仕入れているのは料理長。店舗の最高責任者は店長だが、調理場の責任者として料理長が仕入れをしている。具体的には、仕入れ先の選定や価格の取り決めは本社がやっているが、毎日の発注については料理長が取引先に注文を出している。

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