日本人へ リーダー篇 塩野七生著

日本人へ リーダー篇 塩野七生著

著者の専門である古代ローマや中世ルネサンス期の栄華盛衰と照らし合わせながら、21世紀の世界と日本のあり方を見据えたエッセー集。

たとえば、同盟国アメリカと躍進著しい中国との間で、日本はどのように存在感を示せばいいのか。著者は「両大国のまき散らす『迷惑』を可能な限り避けながら切り抜
ける」ことに集中すべきだとして、その手本に、当時大国の間で巧みに立ち回ったヴェネツィア共和国を挙げる。

あるいは、古代ローマの「護民官」を現代日本に復活させて、非正規労働者の権利と義務を確立する制度を提案したりする。

イタリア在住の著者ならではの、外からの視点で語られた日本像が印象的。

文春新書 892円

  

関連記事
トピックボードAD
人気連載
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチAD
ジリ貧からの脱却<br>リース反攻

リース取扱高は10年で4割減少。伸び悩む設備投資、低迷する利ザヤ、規模拡大の限界…三重苦にあえぎ、かつての市場規模は望めない。リース大手3社トップが語る生き残り策。